薬剤師の職能は、モノを対象とした業務からヒト(患者)を対象とした業務へと変化してきました。DIがその端緒となりTDMなど医薬品の適正使用に資する業務が取り入れられてきましたが、ヒトの視点で医薬品の適正使用・薬物療法の管理のため直接患者との接点を持ち始めたのは、チーム医療の一員として病棟活動を開始したことが、実質的な「モノからヒト」への変換点となったと言えます。

 現在では、医薬品の適正使用を目指した病棟活動により、病院薬剤師に対する評価・期待も高まってきており、事実、ここ数年病院薬剤師の数は増加し、日本病院薬剤師会の会員数も増加しています。

 この様な変化の基盤はやはり、診療報酬による経済的な基盤によるところが大きく、特に「薬剤管理指導料」に加えて「病棟薬剤業務実施加算」として病棟活動が評価されたことが非常に大きな影響を持っていることは理解して頂けるところだと思います。

 薬剤師職能の拡大のためには、診療報酬が全てではありませんが、経済的な基盤として診療報酬を獲得してゆくことは極めて重要です。そのためには、法制度とくに医療制度のなかでの薬剤師の役割の位置付が重要であり、薬剤師の職能を十分に理解して頂き、国政の場で薬剤師のために活動して頂ける議員の存在が不可欠です。

 日本病院薬剤師連盟は、党派を超えて薬剤師議員を国政の場に送りだすための支援に取り組んでいます。そのためには、病院・診療所および介護施設に勤務する多くの薬剤師の皆様に活動の趣旨をご理解頂くと共に、本連盟ご加入頂き、ご支援とご協力をお願い申し上げるところです。

 また、次期の参議院選挙においては、本連盟も日本薬剤師連盟や日本女性薬剤師連盟と共に薬剤師である「本田あきこ」氏を候補者として支援しております。本件につきましても、重ねてご支援とご協力をお願い申し上げます。


平成30年1月
日本病院薬剤師連盟
会長 木平 健治



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